HDDのデータ復旧をオランダのseageateラボに依頼した話 その5
HDDのデータ復旧をオランダのseageateラボに依頼した話 - 自分用めも
HDDのデータ復旧をオランダのseageateラボに依頼した話 その2 - 自分用めも
HDDのデータ復旧をオランダのseageateラボに依頼した話 その3 - 自分用めも
HDDのデータ復旧をオランダのseageateラボに依頼した話 その4 - 自分用めも
続きです。これで最後。
待つこと2ヶ月くらい。再度データの入ったHDDが届きました。
スリムタイプのポータブルHDDで、多分型落ちの低速のやつなんだと思いますが
前回1T今回2THDDと、都合2個貰ってしまってます。追加料金はありませんでした。
まあバックアップ以外に使うことは無いと思うけど…
型番はSRD00F1で、ググっても出てこないので海外モデルなんですかね多分。
中身は警告されていたとおり、数値の名前が付いた大量のファイルが
拡張子ごとにフォルダ分けされて入っていました。
一点、「.aup」(AviUtlという国産動画編集ソフトのプロジェクトファイル)を復旧希望に入れていたのですが、
「.avpファイルは中身が不明なので除外されました」としれっとメールに一文入っていてスルーされていました。
明確にスルーされたのはこれだけです。
なんでメールで書いた拡張子がタイポ(誤字)状態になっているのか、、メモ書きして渡したのかよ!みたいながっかり感はありますが、
「知らない拡張子」が原因なら結果変わらなそうだし、めんどいので再要求はしていません。
拡張子ごとに自動収集するツールのようなものがあるのかもしれません。
送られてきたHDD内のツリー構造をdos窓で出したもの。
ブラウザキャッシュ?とか私が知らないような中間データも全て入っているので、とんでもない量になっています。archiveファイルだけでも、知らない拡張子のフォルダが多数あります…。
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フォルダの中身は全てこんな感じ。
全て正常に復旧されているというわけではなく、体感で5~7個に1個くらいの割合でファイルが壊れています。
名前がないのでzipにしろjpgにしろ中を見るしか無く、覚悟はしていましたがこれはかなり大変かも…。
大量のzipの中から見つけた、自前エンコのアルバムzipです。
zipだけで2400個程度あり、この中から200個?くらいのアルバムデータを探す作業がこれから始まります。
ゲーム素材のjpgファイルに至っては、大量の無記名ファイルから探すよりも、元サイトを探し直したほうが早いかもしれません。。
「壊れているファイルがたまに混ざっている」というのは、確認作業がスムーズに進まず、結構疲れます。
また、大きなデータが壊れているのは物理的損傷の場合避けられないようです。
これでHDD復旧依頼の顛末は全てとなります。
依頼料+輸送量(こちらから送るときだけ)の7万強というのは高額ですが、貰ったHDDみたいな経費とか、修復コストを人月換算すると赤字なんじゃないか?といらん心配をしてしまう感じでした。(まあ赤ってことは無いでしょうが)
冒頭にも書きましたが追加料金は一切ありませんでした。
途中めんどくさいやり取りを経たり、時間がかかったり微妙に適当だったり細かい不満はあれど、言えば一応動くので、出来ることはやってくれたのかなと思います。
所感としては、
- 言わなきゃやってくれない。言えばやってくれる。
- 申込時に書いた「重要なファイルはなんですか?」とかは意味がない
- HDDに物理的な損傷がありファイル名が消失していると、大容量HDDからファイルを探すのには根気と時間がいる。根気と時間で復旧できるものであれば、諦めるのもありと思える
くらいでしょうか。
あとは多分客ごとに最初に担当者が決まり、最後まで同じ人とやり取りするのですが
もしかしたらその人によって対応が変わるかもしれません…。
まあこちらからは選べない以上、意味のない情報になってしまうんですが。
構成など無く散文的でとっちらかったレポートになってしまいましたが、割とげっそりしてるのでこんなもんで終わりとしたいと思います(ヽ´ω`)
どんな感じかは伝わるかな?と思っていますが、何か聞きたいことがあればコメントして下さいませ。
たまに確認します。